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2月10日(金)の稽古です。 [稽古内容]

私ごとですが、風邪から咳ぜんそくを発症してしまい、夜中の咳に悩まさせています。そのため先週の稽古はお休みしました。ブログを御覧の皆様も軽い風邪だと思って油断なさらず、咳があったら呼吸器内科を受診することをお勧めします。こじらせると長引きますよ。

閑話休題。

ということで、私にとっては2月最初の稽古です。

本公演の候補作「袴垂れはどこだ」(福田善之 作)を読みました。
先週から単なる回し読みではなく一応の配役を決めて読んでいます。今日はその続きからです。

私は咳込みがひどいので読みには参加しませんでした。

みんな農民の言葉遣いに戸惑っていました。物語はとても魅力的なのですが、このセリフに農民のエネルギーを乗せて発することに手こずるかもしれません。

作品の長さも問題です。読むだけでも2時間半かかりました。

私が不在だった先週の稽古で、ボランティア活動に使用する作品も決定していました。

「地獄見物」(水谷章三 作)です。

昼組と夜組に別れて配役をしました。この作品は一昨年上演した「陽気な地獄破り」(木下順二 作)や長いことで有名な上方落語「地獄八景亡者戯」(後半部分)、それに絵本の傑作「じごくのそうべえ」(田島征彦 作)とほぼ同じ内容です。もともとは紙芝居だったものをうさぎ座という劇団が脚色したものを使用しています。

ボランティアは、子供さんやお年寄りを対象としています。内容はちょっとした遊びや呼吸、発声の基礎。そして「地獄見物」の上演となります。「地獄見物」も鬼に扮してもらうなど参加型の芝居にしたいと考えています。

昼組は昼に稽古ができるメンバー。夜組は昼間は仕事があって夜しか稽古ができないメンバーです。夜組のボランティアは土日祝日中心になります。

今後、上演許可を取って、四街道のボランティア団体として登録することになります。千葉市への登録も考えておりますので、四街道、千葉で15分程度の芝居を観たい、観せたい方は御連絡ください。

稽古時間の変更 [稽古内容]

本日、つまり1月22日(日)の稽古は 17時 ~19時でした。
ホームページは13時~17時になっています。私の間違いでした。申し訳ありません。見学の方はお間違いなく、お願いします。場所は四街道公民館です。


さあ、稽古初めです。 [稽古内容]

1月6日(金)今年の稽古初めです。

まず本公演の演目について話し合いました。
年末の話し合いでは6作まで絞られていたしたが、実際に上演可能なのかを検討しました。結論としては6作すべて多少工夫すれば上演可能ということでした。

話し合いの中で「これはあまり好きじゃない」とか否定的な意見も出ました。同じ作品であっても、実際に上演を観た人と台本を読んだだけの人ではかなり印象が異なるようです。上演されたものでも、実際に劇場で観るのとビデオでは違いますからね。演じる役者の違いなんかもありますし。

誰が演出をやるかということも話題になりました。どうしてもやりたいという人はいなかったので先送りとなりましたが、なるべく1人に負担がかからないように、演出補を含めた複数の体制でやることが確認されました。舞台監督をおくことや役者同士で場面を作ってみるということも反省会で提案されています。

この後は、14(土)の稽古までに全員が6作品すべてを読んで、さらに3作品にしぼります。1月から2月にかけて作品を回し読みし、2月中には本公演作品を決定します。



話し合いの後で、ボランティアで上演する作品候補として高平九さんの「穴~キツネとネズミの話~」を読みました。

約15分の朗読劇。キャストは3人から4人。
手頃ではありますが、なんとも暗い結末です。子どもには残酷過ぎ、お年寄りには暗くて救いがなさ過ぎかな?

なかなか難しいですね。

今年最後の稽古です。 [稽古内容]

12月23日今年最後の稽古をしました。

稽古と言っても今日は反省会です。

まずは精算。半券の数で前売り券、招待券の売上金を団員が支払います。アマチュアでは当たり前のことですが、招待券をたくさん発行して、自分たちで負担する人がほとんどです。それでもうちの劇団にはノルマなるものは一切ありません。その点は安心して入団していただけます(笑)

おかげさまで500名弱の皆様に観ていただくことができました。ただ、高校生以下無料にしていることもあり、実際にチケットを購入していただいたのは400名弱です。完全に赤字です(笑)

様々な反省がありましたが、今後の活動に関わる点をいくつかまとめて紹介させていただきます。

【稽古段階の反省】
○演出部での打ち合わせにもっと時間をとる。
○演出に頼らず役者だけで稽古する時間をとる。
○舞台監督をおき、稽古段階からスケジュール管理をする。代表の仕事軽減。
広報活動をもっと活発にする。

【前日・当日の反省】
○受付の総括をする。
○時間を守ろう。

【今後】
宣伝用のチラシを作る。広報活動に使用。
○交通手段、駐車場についての案内かを必要。
○ボランティアの作品を作る。

次回の公演作品についても話し合いました。

まずは脚本選定委員の方でまとめてくれた20作品から、挙手で6作を選びました。

この6作を各自来月14(土)までに読み、さらに3作にしぼって、1、2月をかけて回し読みをします。
仮決定は2月末。特に新しい候補作が現れなければ、3月末に本決定になります。
ただし、2月末の仮決定時に演出まで決定している場合にはその段階で本決定とする場合もあります。どんな作品になるか楽しみです。

また、年初めの稽古には15分程度の作品を持ち寄り、ボランティアで披露する作品を模索することになりました。

1、2月は稽古にもゆとりがある時期です。よろしければ遊びにいらしてください。


第8回ワークショップレポート [稽古内容]

西田了先生の演劇ワークショップ 第8回 レポートです。月一回 第3日曜日、8ヶ月に渡って開かれたワークショップもとうとう最終回です。

この日は千葉アマチュア劇団に入ったばかりの若い女性と、そのお母様がゲストです。

まずは、いつものように入念なストレッチ
そして、呼吸法、発声。

演習1 コップ(無対象行動)

目の前の床に水が一杯に入ったコップがあります(もちろん実際にはありません)そのコップを水をこぼさないように持ち上げ、また元に戻すという演習です。

コップと水に十分集中します。

簡単そうに見えて、なかなか実感を持ってやるのが難しい演習です。

演習2 石(無対象行動)

床に大きな石があります(もちろん実際にはありません)その石を両手で持ち上げます。

石に集中します。これもなかなか難しい。

ここからは、私なりの演習の解釈です。

要は、コップや石な存在をどれだけ信じられるかということでしょう。誇張してそれらしくやるのは簡単です。しかし、本当にコップや石を感じ、実感を持つには、現実的な動機や目的が必要です。

「私はなぜコップ(石)を持つのか?」

さらに、

「今はいつで、自分は何者で、ここはどこなのか?」

という具体的なイメージによって、行動のいわば「器」を作り出すのです。器がしっかりしていれば、器の中に自然に感情が溢れ出します。それが実感なのではないでしょうか。

ある子役は悲しい演技をする時に「お母さんが急にいなくなったら」と想像するのだそうです。すると自然に涙が溢れてくると言っていました。これも「器」です。私たちは子役よりも経験が豊かなはずですから、台本の状況をあらかた理解できます。その状況を強くイメージすれば、自然に感情が溢れて、本当の動作が伴うのでしょう。

舞台の上で演じられていることが、現実的なものであろうと、逆に荒唐無稽なものであろうと、見えないコップや石を信じるように、演じる私たちがその状況を信じなければ、舞台上の出来事を観客に信じてもらえるはずがありませんよね。

演習3 「笛」(田中千禾夫 作)

前回と同じ演習です。
同じところを5回繰り返しました。繰り返すうちに、それぞれの台詞の深みや相手への掛け方の度合いが変わって行きます。

それぞれの人物の置かれた状況をイメージし、自然に湧いてくる感情を載せてセリフを言います。どう言えば相手にその感情が伝わるのか、セリフ自体は変わりませんが声の五要素や力点の工夫によって、より効果的に伝えるにはどうすればいいか考えます。
相手がセリフを返します。
今度は、相手のセリフによって湧き起こる感情を確認しながら、とりわけ宝くじの当選金を「待つ」という特殊な状況下のそれぞれの思いに寄り添っていくと、何か役者の思いがつながって「待つ」人々の空気が出来あがっていくのが分かります。なるほど、演劇の場面というのはこうやって作るものなんだと、少しだけ演劇の深みに指先を入れた気になりました。

舞台の上のことを信じるのは役者個人でとどまりません。こうやって、信じる力がつながることで、舞台を包み込むような空気感とエネルギーが生まれるのだと思います。


うーむ、特に今日は、最終回にふさわしく深みのあるワークショップだったような気がします。

ゲストのお2人お疲れ様でした。よろしければ、また遊びにいらしてください。

それから、西田先生。8回のワークショップありがとうございました。今回学んだことをこれからの芝居に生かせるよう精進いたします。

講読いただいた皆さん、お付き合いいただきありがとうございました。
私自身が先生の話の内容を消化できず、苦し紛れに勝手な解釈を混じえてレポートしてしまったところも多々ございます。ですから、分かりにくい点はすべて私の責任です。何卒、ご容赦願います。

今後も西田先生には月に一度、稽古場に足を運んでいただき、12月公演の稽古をご指導いただく予定になっています。

     座・劇列車広報担当 Q


第6回ワークショップレポート [稽古内容]

西田了先生の演劇ワークショップ、第6回レポートです。

7月17日(日)13時~16時
四街道公民館和室

今回は某高校演劇部の部員が2人参加してくれました。

まずはいつものように準備運動、ストレッチ、それから呼吸、発声。
「ういろう売り」と「魚鳥木(ゲーム)」もやりました。

演習1 歩く

これは初めての演習です。
2人ひと組で部屋の端から端まで歩きます。最初は前後に並んでいます。あまり間隔は開けません。
「自然に、でもかっこよく」と先生の指示。
何度か繰り返した後で、2人並んで街を歩きます。声は出さずに、でも交流しながら。これも何度か繰り返します。

次に500円玉を拾うという課題です。
2人で道を歩いていると、1人が落ちている500円硬貨を見つけて拾います。
交番に届ける組、ネコババする組、一度拾ったのに元あった場所に戻す組と対応は様々です。高校生の2人は拾った500円玉を側溝に落としてしまいました。すかさず劇団員の1人にそれを拾うように先生から指示がありました。重い側溝のフタを開けて拾っていました。
現実には500円玉を拾う機会はそうありませんよね。でも、全くないとは言えません。誰もが一生に何度か遭遇しそうな好運をどう受け止めるか。これをリアルに演じるのって、結構難しい。ひとりならなんとかなりそうですけど、ふたりとなると相手の反応にも影響されます。

皆さんならどうしますか?

最後に男2人でやってみたものの、互いに拾った500円玉を押し付け合って終わってしまいました。

「まずはどこに向かって歩いているのか、それをはっきりさせることが必要です」と先生の批評。

この演習は何度か続きそうです。

演習2 感情表現トレーニング

これは前回やった演習の続きです。テキストが変わり、Ⅰのテキストよりも課題数が多く、また難しくなっています。

(落ち着いて)(男)別にむだなことをしたとは思わないよ。
(女)別にむだなことをしたとは思わないわ。

前回と同じように、最初の( )の中の心のあり様が見えるようにセリフを言います。例のように性別によってセリフが異なる場合もあります。

順番に課題を1つずつやっていきます。考えている時間はないので、直感的にセリフを言うことになります。1人につき3つないし4つの課題が回ってきます。これを2周繰り返しました。同じ課題を2度繰り返しやるところがポイントです。さらに何度か繰り返すと、感覚だけで何となく言えていたセリフが、みるみる新鮮さを失っていくのが実感されます。

「感覚だけでやっている人は必ず行き詰まります。ダメを出されても、何をどうすればいいか分からないからです。状況を設定して積み上げている人は、ダメを出された時に設定した状況の何が間違っていたか検証して、修正することができます」

先生がよくおっしゃることの一つです。「感覚」で演じるというのは「つもり」の演技にも通じることだと思います。最初に感覚でうまく出来たと思っても、その感覚は繰り返しの稽古の中で必ず錆びてしまいます。新鮮な感覚を失った演技は、ただの抜け殻に過ぎません。それを繰り返しても形を繰り返すだけのやっている「つもり」の演技になってしまいます。

では、新鮮さを失わないためにはどうすればいいのでしょう?

細部まで漏れなく状況を作り上げて、その器の中に常に新鮮な感覚が溢れるように演じることでしょう……と思うのですが、どうでしょう?

途中で先生からワークショップ初参加の高校生に向けて「セリフの中のどの言葉を立てて言うかを考えること」と助言がありました。私たちがこれまで何度も言われてきたことです。

高校生は素直にセリフの言葉を立てて言いました。それに対して、
「ちゃんと言葉を立てて言っているが、音域が狭いので際立たない。そのために発声のレッスンがあるんです」と先生のお言葉、さらに、
「人のセリフをよく聴いて参考にするといい。自分ではやっているつもりでも、出来てない人が多い」

(あれ?これって実は私たち劇団員へのご批判かあ?なかなか先生の要求する水準に達せず、「つもり」の演技に甘んじている私たちへの厳しいご指摘なのかあ?)

講義 言葉と感情(今回のまとめ)

もし自分だったら……と考えてみる。もし自分だったら、どんな目標・目的を達成するために「落ち着いて」セリフを発するのかを想像する。

登場人物は虚構の世界を現実の世界として生きている。虚構の世界でのセリフも、現実の言葉のように発する必要がある。そのために「もし自分だったら……」と考えてみる。

具体な表現方法としては、まずセリフの中の力点(どの言葉を際立たせたいか)を意識し、強調する。ただし、単に機械的に強調するだけではなく、強調するための必然性、つまり、どんな感情のふくらみがあって強調するのかを考える。

ただし、音の変化がないと感情のふくらみが見えてこない。そのために発声などの基礎訓練を重ねて、声の音域を広げるなどの表現力を身につける。 

表現力をつける、すなわち言葉の表情を豊かにするには、声の大小、強弱だけでなく緩急も大切。ただし、技術だけでなく感情の流れをつかむこと。

ラジオドラマは暗示芸術である。すなわち、どうやって言葉だけでリスナーに人物の感情の変化をイメージさせるかが課題。俳優が言葉の表情を十分に伝えられないと、リスナーはストーリーだけを追い始め、本の良し悪しだけが問題なる。だからと言って、あまり作りすぎると面白くなくなる(最後の付け足しは、土曜日に私たちが演じた朗読劇への批判だと思います。ちょっと作りすぎだったかなあ)

詩の朗読も、あまり抑揚をつけずに平坦にやった方がいいという人と、いや詩に込められた感情をたっぷりと表現した方がいいという人がいる。どちらが正しいかは一概に言えないが、詩人が自身の詩を朗読すると、へたくそなのに言葉がしっかり伝わってくる。そういうことから考えると、へたな抑揚つけて作るより、言葉をしっかり伝えることが大切なのかもしれない(いやいや、これもまた私たちへの朗読劇への批評なのでしょうか。大げさな感情表現に偏って、言葉に込められた感情のふくらみをしっかり伝えられていなかったんですね。トホホ)

詩人と同じように、戯曲の作家自身による「本読み」も、下手だが伝わるものがある。その後、「読み合わせ」で議論してしっかり作り上げるといい。
芝居は機械的だとマンネリ化する。工夫をすると面白くなる。
また、格好良くやろうとすると、のめり込んでやっている人とかみ合わなくなってしまう。言葉が生かされていれば、動きも自然にできてくるものだ。
なぜ「落ち着いて」なのか、相手は誰で、どういう状況なのかを考える。
芝居とは、人間を作る作業だから細かいところまで神経を使う。ノートを取ることも必要。
(高校生に)たくさん本を読むといい。

以上、今回も楽しく、また充実したワークショップになりました。高校生が参加してくれたこともあり、先生も張り切っていらっしゃいました。


第5回ワークショップレポート [稽古内容]

西田先生の第5回ワークショップレポートです。

まずは、いつものようにストレッチ、呼吸、発声です。
ストレッチは部位によっては30秒以上伸ばした方がいいというお話でした。

「ういろう売り」を先生のリードで読みます。
ブレスの場所が決まっているので、終盤に1箇所とてもきついところがあります。「三里ばかりか藤沢、平塚、大磯がしや小磯の宿を七つおきして早天そうそう相州小田原とうちんこう隠れござらぬ」のところです。
もちろん、テキストはA3版に拡大したものを使っています。みんな高齢ですからね。

これも恒例(だじゃれ?)「魚鳥木」。
みんな馴れて来たので、なかなか鬼の交替がありません。いつも最初に先生が鬼をやってくださるので、今回はかなり長い間やっていただいてしまいました。当てられると、必ず一歩前に出る人、逆に一歩下がってのけぞる人、それぞれリアクションが面白くて、お腹が痛くなるほど笑いました。

グループジャンケン。
これも2回目です。リーダーがグーチョキパーのどれを出すか、すばやく信号を送らなければなりません。リーダーの珍プレーが続出。ここでも笑いが止まりません。

実習1 無対象演技(パントマイム)

①ドア
ドアを出入りする無対象の演技。実際のドアを使わずに、イメージのドアを開け閉めして部屋に出入りします。自分自身の位置が変わるのでとても難しいパントマイムになります。ノブの位置、扉の重さなど、実感を持って演じるように指示がありました。日ごろ無意識にやっている行動を再現するのって実はとても難しいことですね。最後にドアのノブを手から離すところを、少しだけ大きく開いて見せるのが演技なんだそうです。演技というウソを本当に見せるための魔法(コツ)なのでしょうか。

②コップ
これも演技の基本中の基本。たっぷり水が入ったコップを持ち上げて、移動させて別の場所に置く。それだけのことなんですが、イメージのコップだと実感を持って演じるのが難しい。入っている水の量によって集中の仕方が微妙に違う。その集中こそが演技に必要なのだそうです。やはりコップを持つ、離すの部分をはっきり丁寧にやるのがコツです。

思うに、演技は日常の動作の再現とはいえ、全くそのままやればいいということではないようです。舞台上の虚構の世界を、お客さんに現実のように錯覚していただくには、台詞や動作を強調して分かりやすくする。つまり、「演じる技術」が必要ということでしょう。

実習2 イスに座る

椅子を1つ用意し、1人ずつその椅子に座ります。どういう状況で座っているのか、想定して座っています。はじめの方の人は、急に実習に入ったこともあり、ほとんど何もせず、ひたすら座っていましたが、順番が進むうちに、それぞれ想定した状況を表現しようと色々なことを始めます。最後だった私は、直前の休憩中に先生と落語家円朝の話(最近先生は円朝ゆかりの谷中の全生庵にいらっしゃったそうです)をしていたので、寄席に来た男を演じてみました。

2回目からは課題が追加され、途中で立つように指示されました。待ち合わせの相手がやって来たり、電話がきたり、みんな様々な理由で立ち上がります。私は落語で泣き笑いしているうちに、お腹が痛くなって、同じ列の人たちに迷惑を気にしながら席を立つことにしました。

3回繰り返しました。
これは実感を持つための実習だそうです。

花を見たときに、どうしても形だけでキレイだなあと大げさな表情作ってしまうが、それではとても嘘っぽい演技になってしまう。花を見て心の中でキレイだなあと実感を持つことが大切だというお話でした。

私は長い間パントマイムをやっていたこともあり、ついつい心の中に生じたものを色(表情や動作)に表そうとしてしまいます。それがウソ臭い演技に見えていたのかもしれないと反省しました。しかし、皮肉なことですが、私がパントマイムを習いはじめたころ、まず師(やまさわたけみつ先生)から言われたのは、フリ(形)になってはいけないということでした。パントマイムというのは、壁やロープなど大道芸で良く見る技術を見せるものと誤解されているようですが、少なくともやまさわ先生はまず心があってはじめて、形が意味を持つのだと教えていました。心という裏付けがパントマイムにも必須なのです。

パントマイムも芝居もそうですが、少し馴れてくると、楽に形でやってそれらしく見せる技を身につけます。それがうまくなったような錯覚につながるのです。
フリだけの演技にならぬよう、常に実感を持って芝居をすることを心がけたいと思いました。

実習3 感情表現トレーニング

これも繰り返しやっている実習です。
テキストにはこんな風に書かれています。

(思いつめたように)(男)健さんは思い違いをしてるんですよ。
         (女)健さんは思い違いをしているのよ。

( )の中の内面(気持ち)を作って、次の台詞を言います。例のように男性は(男)、女性は(女)と性別によって台詞が異なるものもあります。
当然ですが、どういう状況で発せられた台詞か分からないので、各々が状況を想定して台詞を言います。前に紹介した「ことば」の実習の応用編と言ってもいいでしょう。
「ことば」の実習と同様、感覚だけでそれらしくやることは可能ですが、繰り返しやるうちに感覚だけの実感は消えてしまいます。演じるたびに新鮮な実感を得るためには、状況を作り込んで、その状況を信じて演じることが必要になってきます。みんな次の実習までにそれぞれの状況を作って来ることでしょう。

今日は3つの演習を通して「実感」を持って演じることの大切さを学びました。このワークショップのキーワードとなる言葉だと思います。

以上、第5回ワークショップのレポートでした。


第4回ワークショップレポート [稽古内容]

5月15日(日)に第4回ワークショップがありました。
今回はゲストとして、西田先生が劇団あすなろを主宰していらした頃の知り合いの方がお2人(女性)参加してくださいました。人数が多いとワークショップは盛り上がりますね。先生もいつもより張りきっていらっしゃったような……。

最初は体操、ストレッチ、呼吸法、発声です。

次は「ういろう売り」
先生の先読み(リード)の後についてみんなが読みます。
「ういろう売り」はほとんどの劇団員が暗記していますけど、先生のテキストには息継ぎの箇所に線が引いてあるので、自分の息継ぎのタイミングと微妙にズレが生じます。どんな役にもその人物の思いがあり、それにしたがって息継ぎがあるので、息継ぎのタイミングを役者の都合で変えてはいけないそうです。この練習は台本の読点(息継ぎ場所)に合わせて台詞を言う練習です。

お馴染み「魚鳥木」
さすがに3回目だけあって、なかなかミスをしません。驚いたのはゲストのお2人の反応の早さ。最初からノーミスでした。これも芝居に必要な反応力を高めるための練習だそうです。

ひとりジャンケン。
これまた毎回お馴染み。
デュアルタスク(同時に2つ課題をこなす)というのは、芝居の大事な要素ですね。認知症予防にもなるそうです。

右手はグーチョキパー。左手はそれに負けるように、つまりチョキパーグーの順で同時に出します。しばらくやったら、今度は左手を勝つ手に変えます。またしばらくやったら左右入れ替えてやってみます。馴れると何も考えずにできるようになりますが、むしろ一回ごとに右手がグーだから左手はチョキなどと考えながらやった方が脳の刺激になるかもしれません。あくまで私見ですが……。

○実習1 ことば

これまでワークショップで繰り返しやってきた力点の実習の復習です。
先生から、どういう状況で発せられた台詞なのかを想定して台詞を発することが大事だと説明がありました。
「ここでできてもねえ、本番になるとできなくなってしまうんですよね。やっているつもりなんでしょうけどねえ」という厳しい指摘も……。

これも私見ですが、この稽古は最初は何となくできているような感じがしました。おそらく先生がおっしゃる「フィーリング」つまり感覚でやってしまっていたのです。ところが、回を重ねるうちにどんどん難しくなってきます。自分でも新鮮味のない、ぼやけた言い方であることが分かってきます。そうなると状況をしっかり想定して、人物像も作り上げないと前に進めなくなります。先生が常におっしゃる「フィーリング」でやってはいけないということの意味が少しだけ実感できました。

○講義1 言語の五大要素

これも先生のお話の中に繰り返し出てくる内容です。すでにレポートの中で詳しく紹介してありますので、ここでは省略します。

私たちは普段の生活の中で、様々な要素を駆使して実に豊かな言語表現をしています。それなのに台本となると貧しい表現しかできない。これもまた台詞の分析を怠って、感覚だけで台詞を言おうとしているからなのでしょう。
この講義はワークショップの前半の要(かなめ)になる内容だと思います。

○実習2 詩の朗読

高村光太郎の「あどけない話」を朗読しました。精神を病んだ智恵子が、夫の光太郎に「ほんとうの空が見たい」とねだる、という内容の詩です。

私ごとですが、中学生の頃「智恵子抄」を読んで、この詩をはじめ「レモン哀歌」「樹下の二人」などいくつかの詩を暗誦しました。詩という小さな言葉の器の中に、智恵子への愛情があふれていて、詩というものの存在を私に教え、また自身が詩作をはじめる契機になった作品でした。

あどけない話  高村光太郎

智恵子は東京に空が無いという
ほんとうの空が見たいという
私は驚いて空を見る
若葉の間にあるのは
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ
智恵子は遠くを見ながら言う
阿多々羅山の山の上に
毎日出ている青い空が
智恵子のほんとの空だという
あどけない空の話である

最初の人が「どんより」の前まで朗読し、次の人が残りを読みます。このように回して、二回目は一回目に読まなかった、もう半分を朗読します。

短い詩ですけど、光太郎の妻への深い思いを込めるのはなかなか難しいです。あまり濃く表現してもあざといし、かといって淡々と読むのももったいない。飲みやすくて、深い味わいを残す飲み物みたいに読みたいと思うのですが、どうやればいいのか。詩の朗読ってむずかしいなあと、たぶんみんなが思ったところで今日も時間です。

ゲストのお2人どうもありがとうございました。ぜひまた遊びにいらしてください。


第3回ワークショップのレポート [稽古内容]

遅くなってごめんなさい。
西田先生のワークショップ(第3回)のレポートです。

いつもの基礎訓練(ストレッチ、呼吸、発声)をやりました。

先生のお話。
「台詞の言い方は劇団によって違います。それぞれの劇団の台詞回しがあり、それが劇団の個性になっているのです。だから座・劇列車にも、あの台詞を聴き、あの芝居を見るためには四街道に行かなくちゃと思われる劇団を目指してほしい」

〇実習1 アイスブレイク
・グループジャンケン
2つのグループに分かれてジャンケンの団体戦。背中に回した手でリーダーが合図を回して、次に何を出すか相談します。みんなで揃ってジャンケンポン。あいこだと間に合わず、てんやわんや。
・魚鳥木。
だんだん魚、鳥、木の名前が思い浮かばなくなります。追い込まれる感覚が新鮮です。
※詳しくは第1回ワークショップを御覧ください。

〇実習2 課題発表
それぞれ自分の誕生月をパントマイムで表現し、他のみんなで当てます。どうしてもジェスチャーになってしまいますね。

〇実習3 パントマイム
・コップ 
液体がいっぱい入ったコップをこぼさないように持ってテーブルに置き直す。
・ドア
ドアを開けて入るだけなんだけど。なかなか難しい。
・木
木に触り、叩き、抱きつきます。誰かが近くを通って見ているのに気づく。立ち去った。その時々の感情を表現。

〇実習4 力点のトレーニング~ことばのどこに力点をおくか~

テキストの台詞を、傍線部に力点をおいて言うレッスン。第2回でもやりましたね。

例 「あなたが 何をしたいのか 私には 全然 わからないわ
あなたが 何をしたいのか 私には 全然 わからないわ」
「あなたが 何をしたいのか 私には 全然 わからないわ」
「あなたが 何をしたいのか 私には 全然 わからないわ」
「あなたが 何をしたいのか 私には 全然 わからないわ」
「あなたが 何をしたいのか 私には 全然 わからないわ

ポイント
・どういう状況で発せされた台詞なのか想像する。
・力点を入れることによって、ニュアンスが変わることを感じる。

応用
・与えられた台詞を分析し、どこに力点をおいて話すべきかを台詞の読み合わせの中で毎回試してみる。
・どの劇団にも台詞のリズムがある。そのリズムを感じながら読み合わせに臨む。
・読み合わせの中で、台詞を何度も繰り返すことで台詞をふくらましていく。
・台詞の表現が、テーマや役としての一貫性に沿っているか気を付ける。
・力点だけでなく、「言語の五大要素」に気を付けながら、台詞を研究していく。

〇実習5 感情表現トレーニング~感情を込めた台詞を言うには~

指定された感情を込めて、台詞を言う。

例 (好きという気持ちを込めて)女性 あんたなんか大嫌い。 男性 おまえなんか大嫌いだ。

ポイント
・誰が誰に向かって話しているのか(どういう状況なのか)イメージする。
・(例の場合)なぜ好きなのに反対の表現をするのかを想像する。
・感情や意志が台詞(動作も)を生みだしていることを意識する。

今回もレッスンに夢中になって写真撮るのを忘れていました。写真がなくてすいません。
毎回、初心者の皆さんにも十分に楽しんでもらえる内容になっています。人が少ないともったいないので、興味のある方はぜひ御参加ください。申込みは劇団事務所まで。

劇団事務所
電 話 090-4542-5214(入村) 
メール zagekiresha@gmail.com

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第2回ワークショップのレポート [稽古内容]

西田先生の演劇ワークショップ第2回のレポートです。

○実習1 ストレッチ・発声

先生のリードでいつものストレッチと発声をしました。
発声では前回同様「ういろう売り」を読みました。先生がリードしてくださり、みんながそれについていきます。「五十音の歌」(あめんぼう赤いな…)だけでなく、これも基本練習の中に取り入れるようにというお話でした。実は劇団員のほとんどが「ういろう売り」を暗記していますけど、最近稽古でやっていませんでしたね。

○実習2 ひとりジャンケン

右手がグーチョキパーを繰り返し、左手がそれに負けるようにチョキパーグーと出す。次は左手が勝つように出す。そして、さらに左手がグーチョキパーで、右手がそれに合わせて勝ち負けする。
このようなデュアルタスク(ながら動作・2つのことを同時に行うこと)は認知症予防に効果があるといいます。日常にさりげなくやっているデュアルタスクを、役者が舞台上で再現しようと思うとなかなか難しいものです。そういう意味でもこういう練習をよくやります。もちろん高齢化が著しいうちの劇団員には有効な練習です。

○実習3 魚鳥木申すか申さぬか

ゲームです。
人の輪の中に鬼が入り「魚鳥木(ぎょちょうもく)申すか申さぬか」と唱えます。他のみんなが「申す申す」と応えます。次の瞬間に鬼が輪の中の誰かを指さして「魚(ぎょ)」と言います。指された人は「さんま」など魚の名前を返さなければなりません。「鳥(ちょう)」と言われたら鳥の名前、「木(もく)」と言われたら木の名前を返します。
反応する能力も年齢とともに衰えてきます。考えて動くのではなく反射的に行動する(話す)能力を鍛える練習になります。

○講義1 前回の復習

①本当の「本読み」とは演出家または脚本家がやるもの。感情の入れ具合などを役者が参考にできるので、ぜひやるべきである。
②「読み合わせ」(俗に「本読み」と言っている)はじっくりやる方がいい。後が楽になる。役者はここで役の分析をする。
③身振り、立ち居振る舞いは日常の中で習慣付ける。
④無対象行動(パントマイム)はイメージをふくらませて、実感を持ってやる。
目の前の(想像の)コップを手に持ってみる。
(想像上の)ドアの開閉は難しい。きまりはないが、最低の約束事はある。実感を持ってやり、かつ 観客にはっきり分かるように見せる。

(次回までの課題)自分の誕生月を身体表現で伝える。

うわあ!はじめての課題だあ。


○講義2 台詞を分析する

①まずは台詞を読んで言葉の意味を理解する。
②次に台詞に込められた心理作用(心の動き・意志・考え・気持ち)を読み取る。
③心理作用からどのような生理作用(身体作用)が起こるか考える。
④さらにイメージをふくらませて、年齢、性格、季節、生活環境、時代※などを把握する。

虚構の世界を現実世界として生きるのが役者の役割である。そのためには台詞について①~④の手順をくりかえし、自分の役に現実感をもたせる「材料」とすること。

フィーリングだけで芝居をする人が多い。そういう演技は稽古のくりかえしの中でマンネリ化しやすい。逆に台詞を分析し「材料」を少しずつ積み上げて役作りのプランを練っていく方法だと、役を稽古の中で進化させることができ飽きることがない。

またフィーリングだけの芝居では、演出家に「違う」と言われた時にどこが違ったのか考え直すことが難しい。しかし、「材料」を元にしていれば、どの「材料」が違っていたのかを検証しやすい。

※「年齢、性格、生活環境、時代」
性格は生活環境によって決まることが多い。つまり育った環境などで明るい暗いなどの大まかな性格が決まることがある。
また、私達がこの現代の生活環境について何となく把握できているように、その時代の人もまたその時代の生活環境についてよく知っている。したがって、他の時代の人を演じる場合にはその時代の社会についての知識が必要になる。

○講義3 役者の心得1

①正当化 観客にそこに生きている人物のように見えること。
②必然性 人物の行動が観客に納得できるものであること。
③集注性 観客の意識を芝居に集中させること。

まずは自分が与えられた役柄に惚れ込むことが大事。恋愛をすると好きな人の性格や好み、家族環境などを知りたいと思う。必死になって分析をし、どうすれば自分をもっと好きになってくれるか考える。役柄に惚れるというのも同じである。

○実習4 力点のトレーニング

台詞を生かすにはどうすればいいか?
台詞のどこに力点(言葉の強調部)をおくかによって台詞は変わってくる。

(テキストによる実習※1)

①はじめは機械的に傍線部のみを強調してみる。
②次に怒り、嘆き、喜びなど喜怒哀楽を入れてみる。
③次はその台詞がどういう状況※2で言われたものかを想像して言ってみる。

※1テキストの内容例

やめてくれって僕が言い出したことじゃない
やめてくれって、僕が言い出したことじゃない」
「やめてくれって、僕が言い出したことじゃない」
「やめてくれって、僕が言い出したこどじゃない

※2「状況」
いつ、どこで。自分は誰か。相手と自分との関係、直前にどんな台詞を言われたのか、直後にどんな台詞が続くのかなど。自分のおかれた状況をイメージする。

○講義4 役者の心得2

①日常生活の立ち居振る舞いにも気を配る。
②人間力を高める。イメージする力(想像力)など。
③創造性、意外性によって観客の心をひきつける。えっ!という部分を作る。
④時代性。その時代のニュアンスを表現する。
話題性。ファンは役者と同年代の場合が多い。共通の話題とは何か。
⑥客観性。演じる自分とそれを観察する自分を作りだす。「離見の見」(世阿弥)
⑦行動の一貫性。

芝居にもトレーニングが必要。山登りの前にある程度の訓練が必要であるのと同じ。

以上、第2回ワークショップの概要を受講者の一人としてまとめてみました。参加者の皆さん、補足や謝りがありましたら御指摘ください。また内容に誤りや不十分な箇所がありましたら、すべて私の責任です。

今回も先生の経験と人柄にあふれた楽しいワークショップでした。初心者の方も楽しめる内容だと思います。せっかくの機会ですので、思い切って参加してみませんか。ご連絡お待ちしております。

第3回ワークショップ 
日 時 4月17日(日) 13時~16時(3時間)

場 所 未定

※ ワークショップは9月まで、月の第3日曜日に実施予定です(全8回)
全部の回に参加していただく必要はありません。とりあえず第3回だけ覗いてみたいというような参加も歓迎しております。参加費は無料です。事前に必ず事務所にお問い合わせください。会場の関係で参加者が多い場合にはお断りすることもございます。


劇団事務所
電 話 090-4542-5214(入村) 
メール zagekiresha@gmail.com


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